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協働の成功、失敗。

こんにちは、村山汰成です。
最近、体重が上がって下がってを繰り返し、マイナス方向に振れません。
「チートデイ」という便利な言葉に惑わされ、以前のように食べていたせいでしょうか。

おそらく、その線で間違いなさそうです。


僕は4年ほどWebデザインのお仕事をしています。
その中でこと「デザイン」と聞くと、ものすごくクリエイティブなことを想像されるのではないでしょうか。そして、敷居が高いともお考えになることもあるかと思います。

Webデザインはその多くがワンマンプレイではなく、「協働」で行います。

プロセスごとに役割があって、それを追っていくことで良いものが、一人でやるよりより良く、より早くできるものです。

なんとなく、想像いただけるのではないでしょうか。


一人だけですべてやっちゃうワンマンプレイヤーもいれば、パートナー同士でアイデアを膨らませて化学反応を起こすマルチプレイヤーもいます。そして多くが後者です。

そんなマルチプレイなシーンで創造性が爆発するのは、「ひとしごと」を終えたときです。

僕は、マネージャー的立場にある人の言われた通りに作業を進めるだけでは、個々の創造性は最大限発揮されないと考えています。

つまり、人に頼まれていない「ひとしごと」をどれだけやれているか。ということです。

Webデザイン、その他のデザイン、そしてあらゆるビジネスシーンにおいて自分が好き勝手に進められるプロジェクトってなかなかありません。

そもそも、一定のフォーマットがあったり、良くも悪くも長年の慣習が存在していたり。

あらゆるシーンでそれをなぞっていかなければいけませんよね。

その上で誰にも頼まれていない「ひとしごと」を、遊び心・プロ意識をもってプラスオンってなかなか難しいですが、

僕は、自由の効く僅かなスペースに滑り込み、そこに自分の色を乗っけたとき、創造性というのは発揮されるものだと思っています。

それこそがクリエイティブであり、クリエイティビティそのものだと思います。
なので、「協働」と「ひとしごと」は密接に絡み合っています。

しかし、僕が4年間Webデザインの仕事をチームで行ってきて痛感していることが、協働とひとしごとは本当に難しいということ

シンプルですぐ終わるタスクであれば、一人で解決できるところ、プロジェクトが膨大で複雑に入り組んだものになると、それが膨大であれば膨大であるほど、他人の協力が必要になってきます。

そうしたときに、あらゆるビジネスのシーンで大きいものごとをふわっと抽象的に全体像を俯瞰したのち、具体的なアクションに落としていきますよね。

協働でよくあるのが、この俯瞰した抽象と実務としての具体が乖離していて、結果、プレイヤーひとりひとりがどちらかひとつにしか携わらないということがよく起こります。

大きく見すぎると現場や実務をするもののことが置き去りになり、現場で活躍する人に大きい全体像が見えなくなります。

プロジェクトの完遂を100としたとき、60-100あたりで創造性が発揮されないのはここにあると思います。

0-60から飛んでくる注文に、自分の色を付け足そうにも、大きい全体像が見えていないのでどんな「ひとしごと」ができるか見えないのです。

0-100をストレートに進むのではなく、行ったり来たりで往来することが「よいしごと」をするために必要不可欠だと思います。

手を動かして、何かを創っていかなければ、クリエイターもクライアントも納得・満足のいくものができません。

そして複雑な問題に立ち向かうためには、そこにいろんなプレイヤーが関わらなければいけません。

こう書くととても自然なことに見えますが、上記の内容を見逃しているシーンってとてもとても多いのではないかなと思います。

今一度、ご自分の「協働」について見つめ直す機会を作ってみては!

では〜。

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