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「デジタルの落とし穴 Part.2」

こんにちは。
水曜日担当の村山礼子です!

前回に引き続き、「古き良き地球人だったことを忘れた宇宙人さん」との遭遇例をお届けしていきます。


◆遭遇例…その4

「メール命(いのち)星人」

生息星:アウトルック星

星人特徴:アウトルック星の宇宙人のコミュニケーションはすべて、メールという手段
     のみで行われ、たとえ目の前にいるものに対しても、メールを使うという鉄
     則(星則)がある。
     別名、「メール中毒星人」とも言われている。
     会議中にもかかわらず、会議が始まる前からパソコンを覗き込んで、メール
     のやり取りにいそしんで、その会議の進行役や、他の参加者の発言は聞いて
     いない。
     (この宇宙人は、話を聞いているのか、聞いていないのか、それさえもよく
     わからない)
     会議のやり取りの輪には全く入ろうともせずに、とりあえず参加だけして     
     いる。



◆遭遇例…その5

「何でも知ってる思い込み星人」

生息星:グーグルヤフー星

星人特徴:別名「情報ハンドル星人」とも呼ばれる。
     ビジネスプランの構築などを手掛ける際、インターネット検索サイトの使い
     方には手馴れているため、多数の情報を瞬時に収集し、それを分析して、ま 
     とめる能力にはやたらと長けているが、なにも無いところから、自分の目や
     感覚で一から現場や現物の環境や状況から本質を読み取って、それを情報化     
     するのがとても下手な宇宙人。
     クリエイティブな目を持った洞察力の退化が激しい。
     インターネットの情報は所詮、誰かのフィルターを通して作られた人工物に    
     過ぎないことに気づいていない。


◆遭遇例…その6

「バーチャル喧嘩だけ得意星人」

生息星:アウトルック星

星人特徴:特殊な感情激化パターンを持つ宇宙人。
     メールで感情的な議論を展開し、ますます議論がかみ合わず、いくところま 
     でいってしまうことを得意とする。
     会って話してみるとメールの内容とは全く違った話で進むことがほとんどで
     ある。


と、こんな感じです。
今後は、もっと凄いスピードでこんな宇宙人があっちにも、こっちにも出没するんでしょうね。


数年後には、古き良き地球人に誇りを持つ少数の人々が、まるで宇宙人かのような扱いをされてしまう日が来てしまうことが一番恐ろしいです。

「デジタル世界とアナログ世界、どちらかにしなさい‼」と言われているわけではないのです。

「デジタルとアナログ…どちらが良いか決着をつけよう‼」ということでもないのです。

では…

「これからの働き方が、どんなふうになればいい?」
と聞かれたら、わたしはこのように答えます。


今後、デジタルを活用する場面が多くなることは、当たり前で当然の流れだと思います。
そのようにならなければ、仕事の効率化には繋がらないでしょう。

でも、デジタル化が進んだ分、アナログの世界の価値も同じように上がらなければこの世界のバランスが取れないと思うのです。

デジタルが、人と人とのコミュニケーションの妨げになっては、本来のデジタル化の目的からは外れます。

わたしたちは感情を持った人間なのですから、きちんと人間同士のコミュニケーションを取り、地球人として仕事に向き合い、仲間に向き合い、成果を出していく…
それが、理想の働き方だと思います。


わたしは、アナログ世界の価値にもう一度気づいてくれる地球人が、もっと、もっと増えることを望みます。



あっ!

なんだか、デジタル世界に長時間滞在してしまいましたので、そろそろアナログ世界に戻りますね。

では。

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