こんにちは。
水曜日は、村山礼子が担当です。
歯科衛生士の免許を取得して、働き始めたのは20歳。(わたしは、もと歯科衛生士です)
職種は変わっても、かれこれ30年以上(詳細については要望もないので書きません…)社会で働いて来ました。
わたしの場合、歯科衛生士は天職!と、思っていたので「やりがい」以外のなにものでもありませんでした。
女性の場合、環境の変化で仕事を変えることが多くなってしまう傾向にあるのですが、
例にもれず、わたしもやりがいを失くした経験を持っています。
別にわたしじゃなくてもいい…と感じたり、その仕事に将来性を見い出せなかったり。
自分が目指してきた仕事に就くことができた場合は、多くの場合はやりがいを感じるでしょうし、
第一希望の仕事に就くことができなかったった場合、100%のやりがいは感じられないかも知れません。
とはいうものの、その条件だけで左右されるものでないのも事実です。
最初は、「やりがい」を感じていなくても、自己努力はもちろんですが、仲間に恵まれたりと環境によっても、結果はかわってきます。
反対に、時間の経過とともに、最初の「やりがい」から「やらされ感」に変わってしまう場合もあるでしょう。
主体性が欠如していると、人は往々にしてやらされ感を感じるようになりがちで、
仕事に取り組む姿勢が義務的で、下手をすると、被害者意識すら感じ始めます。
これでは、生産性の向上とはかけ離れてしまうために、評価もされない。
故に、モチベーションがさらに下がる・・・
この負のスパイラルに陥った場合、その本人だけにとどまらず、チーム全体に影響が及びます。
チーム内のモチベーションに水を差す…ことが起こり、チーム力の低下を招くことにもなりかねません。
人はどんなときに「やりがい」を感じるのか。
①人から必要とされている時
②自分の成長・成果を感じられた時
③未来に希望を感じる時
だとしたら、リーダーやマネージャーはそれを感じてもらえる環境・状態をつくる必要があります。
数年前から、盛んにいわれてきた「働き方改革」
残業を減らす、もしくは失くして、はたらく時間を短くすることが目的のように伝わっていますが、「働き方改革」の根本にあるべきは、この「やりがい」でなければならないような気がします。
仕事が精神的に辛くなるのは、時間(拘束されていると感じる)の長さという単純なことではなく、「やりがい」を感じられるか、感じられないかということのように思います。
このように考えると、「やりがい」とは、これもまた「心的安全性」の中から生まれてくるものではないか…
と思うのです。
心理的安全性とは、本当に深い意義を持つのだと改めて感じます。
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