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無料クラウドツールのアカウント有料化について

はたらくをイノベーション

7月からChatWorkを無料で利用されているユーザーが参加できるグループ数制限のルールが変わりました。

これまでのルールは、グループを削除したり退出したりして14グループ以内で利用していればよかったのが、『累計14グループ』に変更されました。一度でも参加したグループが14に達すると、有料アカウントにしないと15グループ目から参加できなくなるという仕組みに変更されたのです。多くの企業様や経営者団体にChatWorkを奨めてきた私としては「なんてことをしてくれたんだ!」って正直思いました。

が、ちょっと待てよ‥。今までこんないいサービスを無料で使えたことの方がおかしいんじゃね!?とは考えられないだろうか?

仕事や経営者団体の活動になくてはならない存在になってきたチャットツール。LINE、Facebookメッセンジャー、ChatWork、Skype、Google ハングアウトなど・・。
これらのツールには、それぞれ一長一短があります。

私がChatWorkをお奨めしてきた理由は以下の通り。


  1. セキュリティが担保されるている

  2. 個人情報が飛び交うツールである

  3. アカウント乗っ取り等の事故を防ぐ必要がある

  4. データ保存容量の確保

  5. コストがかからない


この条件を満たしたのがChatWorkということだったのですが‥

ここに来ての有料化で「無料だから使っていたのに!」ってユーザーからの声に少し困惑している村山です。

そもそも、IT企業のマーケティング戦略は、

無償で使わせて、生活や仕事になくてはならなくし、タイミングを見て有料化というのは常套手段のはずです。それを理解の上で我々はこういったツールを使うべきと思ったりするのです。

ShigAppsのメイン商材である G Suite も同様の方法でマーケティングされているのですから‥。

これからに時代、我々はクラウドツールのアカウントを持つ様になります。かくいうShigAppsでは、クラウドツールアカウントにスタッフ1人あたり約3000円/月ほどかかっています。有償のアカウントだけでも、G Suite、ChatWork、rakumo、zoho、マネーフォワード、オーディオブック、ネットバンキングなどなど‥。無償を含めると、もう数え切れない状態です。IDとパスワードの管理だけでも大変です。

数年前からこれら有償のアカウントも経費や生活費の一部として考える様になりました。

水道、ガス、電気、電話料金、携帯電話料金、保険、セコム、コピー機の保守料など、世の中にインフラが敷かれる度にそういった固定費が増えてきたわけです。

便利になる。イコール、お金がかかる。コストパフォーマンスで判断しないと「損した!」ってことになってしまいます。

必要ならお金がかかることは当然のことだと思うのですが、ITの戦略がこれまでの逆、つまり「使うならお金払ってね!」から「使ってよかったらお金払ってね!」に変わったからなんですねえ。我々はそこを理解せず勘違いしてしまったのかもしれないですね。

これができる背景は、インターネットの中にいる数十億というマーケットにアプローチできるからなんでしょうね。広い視野で深く考えないとどんどん取り残されてしまうのではないでしょうかねえ‥。

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