最近、ちょっと人間不信な感じの ShigApps 代表、村山です。
今日は、心理的安全性の話をするつもりだったのですが、
その前に「インサイドアウト」について、ちょと書いておこうかと‥。
落ち込んだり、うまく行かないことが起こった時、
心に残っている本のことを思い返してみることがあります。
数年前に読んだ、スティーブン・R・コビーの「7つの習慣」のインサイド・アウトという考え方は、こんな気分のとき勇気を与えてくれます。
インサイド・アウトとは、むっちゃ極端に言うと自分しか世界は変えられないという考え方。
自分がいることで、家族が変わり、会社が変わり、地域が変わり、世界が変わる。
たった一人の考え方が、未来を変える源になる‥。
僕は、そんなふうに解釈しています。
僕はこんなもんですが、倫理法人会で、心のあり方を勉強しています。
数年前、(7つの習慣を読んだころ)モーニングセミナーで、
講師の方に教えてもらった「修身斉家治国平天下」ということばを教えてもらいました。
「ん?待てよ‥、ひょっとして、これも、インサイド・アウトじゃね!?」って感じました。
「インサイド・アウト」という考え方は「修身斉家治国平天下」と同じことを意味しているんじゃないかって・・
この言葉の意味は、君子(王様とか日本で言うと藩主)は、天下を平和にするために国を治め、国を治めるためには家を整え、そして、家を整えるには身を修める必要があるよ。
昔の武士の家に生まれた子供達は、将来、立派なお殿様(藩主)になり多くの民を幸せにするためみんなこの考えをを学んだのだそうです。
現代でいうと会社の経営者と言えるのではないかと思うんです。
経営者は真のリーダーになるためにあり方を学ぶのです。
リーダーであるために、自分を修めるのです。
経営者は、会社の中の内(イン)つまり個人、から外(アウト)つまり組織へ向かうアプローチが大事ということではないかと思うのです。
いい会社を作りたいなら、いい人材を育てなさい。
ということだと思います。
外から内のアプローチとは、組織図やマネジメント方法をいじることで、この方法では、個人は良くならない。
順序が逆であり結果的に会社も良くならない。
経営者の中には、後者のアプローチ、アウトサイド・インのアプローチが多いそうで、
多くの経営者はそのようにしているような気がします。
興味深い話もあります。
社会保険労務士の資格試験の設問は「社員はサボる」という事を前提に作られているのだそうです。
管理型マネジメントを実行するための勉強をしないといけない、ということです。
社会保険労務士から人事コンサルティングを受けると、組織変更をしたり配置換えをしたり、マニュアル作って管理を徹底したり、結果的にマニュアルの中にあることだけをやる組織が出来上がる。
のだとか・・。
インサイド・アウトは、逆です。
主体性を持ち、「何のために」はたらくかという目的を持ったら「社員はサボらない」という考え方です。
なので社員教育を重んじるのです。
個人のレベルを上げてこそ、組織のレベルが上がり、社会にや地域に貢献できるような会社になるのだと思うんですよねえ‥。
これって、まさに、ShigApps が目指す会社のあり様だと思うのです。