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社員を幸せにするには・・?ある社長から学んだこと。

社長ブログ

雪が降る〜あなたは来ない〜♪

この冬はほんとによく降りますね。


僕が育ったのは東近江市の旧愛東地区。
かなり田舎です。

その中でもさらに峠を一つ超えるような山奥だったりします。

小学生の頃は、旧の大萩地域には同い年は、3〜5人ぐらいしかいませんでした。
なので、全校生徒20数名の大萩分校がありました。


冬になると、峠の向こう側と分断されるような地域なわけです。

雪が降ると、みんなで一緒になってカマクラを作ったものです。
夜はろうそくを灯すと幻想的な空間だったことを思い出します。


地域の人はみんな貧乏で、僕もずっと同じ服を着ていたように思います。
友だちの顔とその娘の着ていた服がセットで思い出されるのはみんながそうだったのかもしれません。


そんな大萩から今住んでいるところに越したのは小学校4年生のときでした。

理由は死人こそ出なかったのですが台風による大きな被害があったからです。

当時の20代、30代の若い世代が中心になってこの村を離れ、峠を降りた場所に移住することを決断したそうです。

その中の1人が僕の父親でした。
数年掛かりの大事業です。

60家族、約300人の集団疎開です。

住人一人ひとりが決意し生まれ育った大切な土地を捨てて不慣れな土地に移り住んだのです。


あれから、47年の月日が経ち、今も僕は大萩で暮らしています。


人は、毎日、決断をしながら生きています。

小さな決断、中くらいの決断、大きな決断‥。


2014年、Google Apps 事業を始めようと決断しました。
2017年、事務所を東近江に戻すことを決断しました。
2019年、コロナをきっかけに、IT導入補助金支援事業者に登録する決断をし、zoho 事業を決断しました。
そして、2022年、データドリブンの事業を始めようと決断しました。


地球の歴史から見た人類の歴史なんてちっぽけです。
人類の歴史から見た僕の人生なんてノミにも満たないかもしれません。


変化を決断し実行し、また変化する。


僕たちはイノベーションを繰り返します。

いや、イノベーションできた者だけが生き残るのです。


などと、雪が降る朝はつい考えにふけったりします。

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午後‥。


ある人に会いに行きました。

ある人とは、八日市をデニムの聖地にする、いや、もうすでにした?人に会いに行ってきました。


今から、25年くらい前、父が経営する工場を手伝っていた頃、僕はアメカジが好きだったんです。

ジーンズとTシャツ姿で毎日仕事してました。


アメリカ開拓時代の古き良き時代、労働者たちが着ていたであろう格好で製造の仕事をしているのがなんとなく気に入っていたのです。

今思うと‥
あまり好きな仕事ではなかったので、格好だけでも拘りたかったんでしょうね(^^)


そんな頃よく通っていたアメカジのお店が FORTY NINERS さんでした。

リーバイス501のレプリカ、フライトジャケットのMA1やA2、ワークブーツなどたくさん買いました。


MA1は、今でも冬の定番で、A2は息子が着ていてくれたりします。

しばらく通ったんですが、仕事が色んな意味でたいへんになり、20年ほど行ってなかったんです。


噂には聞いていました。
すごいジーンズ屋さんになってるって‥。

元SMAPの草なぎ剛も来たんやって!とかテレビでしょっちゅう取材されているとか‥。


八日市の商店街をデニムの聖地にするなんてホントにできるんやろか‥?


と、思いつつお店を訪ねました。
25年前、そのお店に行くと対応してくれたお兄ちゃんが、すっかりおじさんになって迎えてくれました。

「代表、お昼に出かけていて今すぐ戻ります。」

しばらくすると帰ってこられました。

「行きましょか」と言われお店を出て、案内されたのは、ジーンズを縫う工房でした。


二人で椅子に腰かけ話しを聞きました。

なぜ「デニムを仕入れして売る」ことをやめ「デニムを作って売る」に変えたのか?
なぜ「デニムを売る」ことをやめ「デニムを手に入れるストーリーを売る」に変えたのか?
なぜそのような経営に変えたのか?


「それを教えてくれたのは、やっぱ命がけで信念を持って経営を頑張ってる諸先輩方ですよ」


僕は、製造の仕事を辞めました。
そして、Google が作ったサービスを販売する仕事をはじめました。
今は、Google や zoho を経営に活かすコンサルティング企業を目指しています。


人が幸せを感じる場面ってたくさんあります。
人は自分自身が「成長できてる」と感じられたとき一番幸せって感じられると思うんです。


「村山さん、やっぱ最後は人っすよ。」
「経営者の仕事は社員が輝ける場所を提供することっすよ!」
「社員が輝けば経営は楽勝っすよ!」


社員を幸せにすることが、経営者の勤めとするなら、
経営者は、社員が成長できる場面をいかに作るかってことなんだと気付かされたお話でした。


ShigApps を、Google や クラウドを通して人を幸せにできるような会社にするんだって決断させていただきました。

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